books内容紹介
たんぱく質
飴屋法水
なぜか生きている
私は
私が
生と死、獣と人、食べること、殺すこと、めぐりゆく記憶
この地球に生まれ、やがて去っていく
私のすがた、この世のはなし
志賀理江子が飴屋法水の小説にむけて撮り下ろした写真30点が
全編をとおして織りなされる、あたらしい小説体験
「生」の根源を見つめる演劇作家の集大成
書誌情報
刊行日 2024年3月22日
定価 3200円+税
ISBN 978-4-910976-02-0
A5変形判・上製本 144ページ
著者紹介
飴屋法水(あめや・のりみず)
1961年山梨県生まれ、東京都在住。演劇、美術、文筆を中心に、領域を横断しながら一貫して、人間の「生」の根源を見つめる独自の表現をおこなう。高校在学中、唐十郎の「状況劇場」に音響担当として加わり、83年「東京グランギニョル」を結成、演出家として独立。90年代は主に現代美術の分野で活動。その後、動物商となり、2005年「バ ング ント」展で美術活動を、07年「転校生」で演劇活動を再開。以来、フェスティバル・トーキョー、国東半島芸術祭などに参加。東日本大震災後、いわき総合高校の生徒たちとともに校庭で「ブルーシート」を上演。主な著書に『君は珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?』『ブルーシート』『彼の娘』がある。